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休職・社会復帰

復職後にまた調子を崩したら?再休職を選んでいい理由と考え方

せっかく復職できたのに、また同じようにしんどくなってきた。「自分はダメだ」と責める前に知ってほしい、再休職という選択肢と、その後の考え方を解説します。

ならし出勤を経て、ようやく復職できた。そう思っていたのに、数週間、あるいは数ヶ月経った頃から、また休職前と同じような息苦しさや眠れなさが戻ってきている——。「せっかく復帰できたのに、また崩れてしまうなんて自分はダメな人間だ」と、自分を責めてしまう人は少なくありません。周囲からの期待や、休ませてもらったことへの申し訳なさが、その自己嫌悪をさらに強めてしまうこともあります。ですが、復職後に再び調子を崩すことは、決して珍しいことではありません。この記事では、なぜ復職後に再発することがあるのか、再休職は「失敗」ではない理由、そして次にどう動けばいいかを整理します。

復職後に再び調子を崩すのは珍しいことではない

休職からの復職後、一定の割合で再び調子を崩し、再休職に至るケースがあると言われています。これは、あなたの意志が弱いからでも、頑張りが足りなかったからでもありません。一度崩れた心身のバランスが完全に元通りになるまでには、想像以上に時間がかかることが多く、復職というタイミング自体が新たな負荷になりやすいのです。「また崩れてしまった」ことを責める前に、まずはその事実を淡々と受け止めることから始めましょう。

特に、休職期間が短かった場合や、復職の判断を急いでしまった場合は、心身が十分に回復しきる前に負荷のかかる環境へ戻ることになりやすく、再び崩れるリスクが上がると言われています。「早く迷惑をかけずに戻らなければ」という焦りが、かえって回復を妨げてしまうことも少なくありません。

【チェックリスト】再び危険信号が出ていないか

サイン具体例
睡眠休職前と同じように眠れない・朝起きられない
感情涙が出る・感情が動かなくなる
身体出勤前の頭痛・動悸・吐き気
思考簡単な判断ができない・ミスが増える

休職前に出ていたサインと重なるものが2つ以上、2週間ほど続いているなら、早めに主治医へ相談するタイミングです。前回と同じサインが出ているということは、体があなたに同じメッセージを送っているということでもあります。

なぜ「ならし出勤」をしても崩れることがあるのか

ならし出勤の期間を経て復職しても、実際の業務が始まると、想定より早いペースで業務量が戻ってしまうことがあります。また、職場の環境や人間関係が休職前と変わっていない場合、負荷の原因そのものが解消されていないケースも珍しくありません。復職前の不安との向き合い方は復職が怖い…不安をやわらげる準備でも触れていますが、復職はゴールではなく、新しいスタート地点だと捉えることが大切です。

ならし出勤期間中は問題なく過ごせていても、正式な復職後に周囲の期待値が急に上がり、以前と同じペースでの仕事を求められて負荷が跳ね上がる、というケースもよくあります。ならし出勤の結果だけで「もう大丈夫」と判断せず、復職後数週間は特に自分の状態を注意深く観察する期間だと考えておくとよいでしょう。

再休職は「失敗」ではない理由

再び休職することになったとしても、それは決して「一度目の休職が無駄だった」ことを意味しません。体からのサインに気づいて、早めに対処できたという点では、むしろ適切な判断だと言えます。再休職の際の傷病手当金など、お金の面での不安がある人は休職中のお金はどうなる?傷病手当金の基礎知識も確認しておくと安心です。制度を知っておくだけで、目の前の不安がいくらか軽くなります。

一度目の休職で学んだこと——何が負荷になりやすいか、どう対処すれば楽になるか——は、再休職においても十分に活かせる財産です。「また一からやり直し」ではなく、「前回よりも状況を理解した状態で臨める」と捉え直すことも、気持ちを楽にする一つの視点です。

周囲の目が気になる気持ちは自然なものですが、あなたの回復を最も大切に考えるべきなのは、他の誰でもなくあなた自身です。

主治医・産業医・会社にどう伝えるか

「また休みたい」と伝えることに、一度目以上の気まずさを感じる人は多いものです。ですが、体調のサインを隠して無理に働き続けることは、回復をさらに遅らせてしまう可能性があります。まずは主治医に率直に今の状態を伝え、必要な診断書を用意してもらいましょう。会社への伝え方に悩む場合は「休職したい」が言い出せないで、角が立たない伝え方を紹介しています。退職と休職のどちらを選ぶべきか迷う場合は退職か休職か、迷ったときの判断基準も参考にしてください。

産業医がいる職場であれば、会社側の担当者に直接伝える前に、まず産業医に相談するという選択肢もあります。産業医は労働者の健康を守る立場にあるため、会社との間に立って調整してくれることも期待できます。一人で抱え込まず、使える制度や人を頼ることも回復の一部です。

よくある質問(FAQ)

最後に、再休職を考えるときによく寄せられる質問をまとめました。

Q. 再休職すると、会社での評価が下がりますか?
A. 会社や状況によりますが、体調を隠して無理を続けることのほうが、長期的には大きな損失につながりやすいと考えられます。まずは自分の回復を最優先してください。
Q. 何度も休職を繰り返してしまう自分が情けないです。
A. 繰り返すこと自体は、あなたの価値を下げるものではありません。回復のペースは人によって違います。焦らず、今の自分に必要な対処を重ねていきましょう。周りと比べる必要はまったくありません。
Q. 再休職の診断書は、前回と同じ病名でもいいですか?
A. 診断は医師が現在の状態を見て判断するものです。詳しくは主治医に相談してください。自己判断で決めつけず、率直に今の状態を伝えることが大切です。
Q. 復職せずに、そのまま退職を考えてもいいですか?
A. もちろん問題ありません。無理に復職にこだわる必要はなく、退職も含めて自分に合う選択を考えてよい場面です。どちらを選んでも、それはあなた自身の正しい判断です。
復職後にまた崩れてしまったのは、あなたの努力が足りなかったからではありません。体が発したサインに気づけたことを、まずは自分で認めてあげてください。急がなくて大丈夫です、あなたのペースで進んでいきましょう。※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療の判断は必ず医師にご相談ください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。心身の不調が続くときは医療機関にご相談ください。つらさが強いときは、ページ下部の相談窓口もご利用いただけます。サービスの料金・内容は時期により変動するため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。